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2005年 08月 16日
昨日の続きです。この話題に関する他所様のブログをいくつか読み、
いま思うことを書きます。 戦闘行為に駆り出されたくはないけれど、 他国からの侵略に無抵抗なまま蹂躙されたくもない。 でも戦争を抑止する強制力を持つ法律は今の世界には存在しない。 一体どうしたらよいの? 戦争の再発防止を真剣に考えるならば、 以上の問いかけから目を背け続けてはいけないと思います。 他国からの侵略なんてない、日本の中でテロなんて起きない、 あんたが「いきんで」考えたって世の中何も変わらない、 よその国が攻めてきたら降参しちゃえばいいじゃないか、 ・・・ 難しい議論はすっ飛ばして「だめなものはだめ」の一点張り、 国防のあり方を考えようとする人には「危険思想の持ち主」とレッテルを貼る、 近隣諸国との摩擦を避けたい一心での自虐や迎合、・・・ そのような態度だからこそ戦争、あるいはその過程で犯した戦争犯罪に対する 反省のない意見や事実を隠蔽するような意見が出されても、 逆に近隣諸国から因縁をつけられても理性的な反論ができないのだと思います。 「なぜ日本が戦争をしたのかなんてわからない、でもとにかく戦争はいやなの」 では感情の針が真逆にふれたときに危ない。 「だってもう戦争するしかないじゃない」とかいうノリになって 60年前と同じ轍を踏まない保証がどこにあるのでしょう。 戦後日本は冷戦という「どの国もうかつに手が出せない」僥倖に恵まれて 上の問いに答を出さぬまま今日の繁栄を築きましたが、 本来は平和を勝ち取るためにも相応の努力は必要なのだと思います。 解決策が簡単に導かれるなら苦労はしません。 長い道のりだけど「私たちの祖先はなぜ戦争に突き進んだのか」 を丹念に検証することを第一歩に、 戦争の再発防止に努力し続けなければならないと思います。
by tklo3
| 2005-08-16 23:09
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