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2005年 08月 30日
今日は Excite 社会ニュースより<朝日新聞>取材メモねつ造問題 文書送付のみで疑問の声(=毎日新聞)というニュースを取り上げます。
記事によると、
田中康夫・長野県知事の取材メモをねつ造した問題で、 朝日は30日付朝刊に、社内調査結果とおわびを掲載した。 29日夜に報道各社あてに文書を送付しただけで記者会見に応じなかったが、 30日の紙面は文書より詳細な内容で、同社の対応に疑問の声も出そうだ。 同紙によると、 (1)記者は20日に田中知事の車座集会の取材に行ったが、 宿直勤務のため集会終了前に取材を切り上げ、 田中知事に新党に関する質問をしなかった (2)上司の長野総局長に虚偽内容を報告 (3)総局長は取材結果を政治部の担当記者にメールで送るよう指示 (4)記者は、田中知事と亀井静香・元自民党政調会長との会談場所を 推測で長野県内とし、会談での田中知事の発言を、 これまでの定例記者会見での発言を引用して勝手にメモを作成し、 政治部の担当記者に送った――という。 また、田中知事が23日の定例会見で事実関係を否定したことを受け、 総局長は記者に、田中知事に直接会って確認するよう指示したが、 記者は確認しなかった。 25日になって県庁から田中知事が文書で回答を求めていると伝えられ、 記者は同日夕から虚偽情報だったことを認め始めたという。 朝日によると、記者が作成したメモはA4用紙1枚ほどの分量で、 田中知事との一問一答形式のやりとりになっていたが、 知事の定例会見以外の内容もあり、すべてでっち上げだった。 朝日は報道各社への文書について 「時間や人手からすべてを盛り込むのは難しかった。 報道資料は必ずしもすべてを盛り込むものでもない」と説明している。 同社の処分は次の通り。 木村伊量・東京本社編集局長、金本裕司・長野総局長=減給・更迭 ▽脇阪嘉明・東京本社地域報道部長、持田周三・政治部長=けん責 ▽曽我豪・政治部次長=戒告 ▽吉田慎一・常務取締役編集担当=役員報酬減額10%3カ月。 処分は29日開いた臨時取締役会で決め、 田中知事と亀井静香元自民党政調会長側に謝罪した。 ◇会見を開くべきだ 橋場義之上智大教授(ジャーナリズム論)の話 朝日新聞自身が情報ねつ造を「信頼を揺るがす極めて深刻な事態」 と受け止めているのであれば、記者会見を開き、十分な説明をすべきだった。 仲間のマスコミの信用を得られないメディアは、読者からも信頼されなくなる。 また、朝日新聞は「質問を受けた社にはきちんと答えている」 と述べているそうだが、それならなぜ同紙の報道が他紙より詳細なのか疑問で、 情報開示の姿勢に意図的なものを感じる。 情報開示が信頼回復の第一歩であることをしっかりと認識すべきだ。 朝日新聞による誤報や記事の捏造はこれまでもたびたび問題になりましたが、 自分が伝えたいことのためには記事の捏造もいとわない、 捏造が発覚しても恬として恥じない朝日新聞の姿勢には反発を感じます。 (俺たちの主張そのものは間違っていないのだから謝る必要なんか無い) などと思っているのであれば、読者を馬鹿にしていると思います。 少なくとも今までの捏造に対する朝日新聞の態度は そのように取られても仕方がない態度であったと思います。
by tklo3
| 2005-08-30 18:51
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