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2006年 01月 15日
とかく外国人力士の活躍ばかりが目立つ大相撲ですが、
今場所は久々に中日で勝ち越した日本人大関が出ました。 今日は Excite スポーツニュースより、<大相撲>栃東、無傷の8連勝 朝青龍と時津海が1敗で続く(=毎日新聞)というニュースを取り上げます。 記事によると、
栃東は難敵の白鵬を押し倒して無傷の8連勝でカド番脱出。 平幕の北勝力も勝って2人が勝ちっ放し。 栃乃花に圧勝した朝青龍、平幕の時津海の2人が1敗で続く。 琴欧州は6勝目を挙げたが、右胸の筋肉を痛めた千代大海と、 豪風に敗れ5敗目を喫した魁皇の両大関が休場の事態となった。 【ひと言集】 ○嘉風 (新入幕。中日で3勝5敗)もうちょっと勝てると思ったんですけど。 あと5番勝ちたいけど、そんなに甘くないかなあ。 ●垣添 (攻勢からの逆転負けに風呂も入らず、帰り支度)くっそー。 ○出島 やっと、いい相撲が取れました。 当たりもよかったし、自然とまわしも取れたし。 後半戦は気分よく相撲が取れそうです。 また、七尾市出身で東十両筆頭の栃乃洋は 武雄山に押し出されて惜しくも初黒星です。
自分からひざをついた感じだった。(調子が)良くないですね。 ●普天王 手をつく前につっかけられた。相手は合わせる気がなかった? そんなこと言えませんよ。あっちに聞いてください。 ○豊ノ島 うまく腰をすえて出れた。立ち合いがそこそこ踏み込めた。 早く立ち過ぎたかなというぐらいがちょうどいい。 ●岩木山 今日みたいな展開になると思った。 引いた方が負けると思ったのに。引いたがのがいけなかった。 ○琴欧州 今場所で一番いい相撲。優勝の可能性?まだまだ中日。 あと7日相撲がある。相撲は一番一番良くなってきている。 ●栃乃花 (00年九州場所以来の横綱対戦に)少し緊張した。 もっと思い切り当たりたかったが、(横綱は)速いですし。 もうちょっと下がらずに押し返したい。 ●土佐ノ海 (時津海の足が土俵を出たと勘違い)絶対出たと思ったが、 かかとが浮いてたんですね。あそこでだめを押さないと。 ○白露山 (連敗を6で止め)まわしを取れば何とかできる。 明日は横綱に当たれるのがうれしいですね。 ○旭天鵬 (初日を出して)長かったよ。 お客さんから名前を呼ばれると、同情に聞こえてたよ。 とりあえず、今年の初勝利だ。 ○豪風 (魁皇に快勝)右上手をとってくると分かってたから。 大先輩なんで、胸を借りるつもりでいきました。 ○朝青龍 立ち合いから突っ張って前へ出る、最高の相撲だよ。 (満員御礼に)お客さんが盛り上がると、こっちも気持ちの乗りが違うね。 ◇千代大海と魁皇が相次いで休場 千代大海(29)=九重部屋=と魁皇(33)=友綱部屋=の両大関が、 相次いで初場所を休場することになった。 ともに途中出場の可能性は薄く、春場所はそろって 史上ワーストの9回目のカド番で臨むことになる。 千代大海は15日の8日目から休場。露鵬戦は不戦敗となった。 「右大胸筋部分断裂などで全治1カ月」と診断され、 師匠の九重親方(元横綱・千代の富士)は 「腕が上がらないらしい。1日も早く治し、春場所頑張ればいい」と話す。 また魁皇は、16日の9日目から休場することになった。 15日の取組後、師匠の友綱親方(元関脇・魁輝)が 「本人が腰痛でこれ以上取れないと言ってきた」と話した。 魁皇は昨年初場所以来、東京場所を4場所連続で途中休場することになる。 ◇5年ぶりのチケット完売…栃東「日本人が頑張らなければ」 2度の待ったにも動じなかった栃東。白鵬の意図を見透かしていた。 時間いっぱい。白鵬が、なかなか手をつかなかった。 栃東は「オレは全然意識してなかった。相手が左にずれて仕切ったので、 じらしといて何かやってくるなと思った」と読んで立った。 「相手が低かった」と嫌がった白鵬は、ずれながら引きにかかる。 だがここからが栃東の真骨頂。相手の腹に頭をつけて一気に体を寄せる。 白鵬も右からすくうが「体が開き切らなかった」。 栃東の左腕が頭にかかってしまい、土俵外までもつれて落ちた。 栃東の右足甲も返って微妙な勝負となったが、物言いはつかず。 栃東は「前に出ていたのが印象的だったんでしょ」と 6回目のカド番脱出に笑顔を見せた。 よろいで固めたような筋肉の付き方が、度重なる故障に影響した。 「まじめにトレーニングしすぎておかしくなった」と栃東。 正月2日から、しこ、てっぽうなどけいこ中心に体を鍛えた。 今場所は「体が柔らかい感じがして、相手が見えている」と、栃東は言う。 通算500勝。関取での中日給金は十両で1回、幕内で2回。 すべて優勝しているゲンのいい星の並び方だ。しかし、気の早い話。 北の湖理事長も「まだ朝青龍と五分」と抑え気味だ。 ただ5年ぶりの7、8日目のチケット完売に、 「日本人が頑張らない盛り上がらないよね」という気持ちで場所を引っ張る 栃東の心意気に、後半戦の盛り上がりを期待したくなる。【上鵜瀬浄】 ○…平幕・北勝力が土付かずの8連勝。 立ち合いから休まず左右ののど輪。そしておっつけ。 普天王を一気に押し出した。自身初の中日での勝ち越しを決め、 「目標?もちろん全勝ですよ」と意気上がる。 初日から7連勝した一昨年夏場所は、 13勝を挙げて朝青龍との優勝決定戦まで持ち込んだ。その後は低迷。 先場所は2勝13敗と大敗して番付を大きく下げた。 今場所は本来の取り口が戻っている。 「(一昨年と)どこか違うんだよ。いつもと変わらないところかな」。 平常心が破竹の勢いを支えている。 ○…魁皇が連敗を喫し、黒星が二つ先行した。 五分の立ち合いにも、足が前に出なかった。 半身になった豪風が引くと、あっけなく前のめりに倒れた。 持病の腰の状態が良くないことが明らかな取り口に 「下半身がついていかない。自分の相撲が取れていない」と嘆き節。 後半戦に向けて苦しい星勘定だが、 それでも9日目以降も土俵に上がるのかと問われ 「今のところはね」と辛うじて意欲を見せた。 【手さばき】 ○北勝力・普天王● 立ち合いが合わず3度目。 北勝力の突き押しが利いて普天王は左に逃げるだけ。 やっと左をのぞかせたが、北勝力は肩すかしで 脅かして再度攻勢。休まず押し出した。 ○栃東・白鵬● 白鵬が立ち遅れ。 栃東に低く前に出られては引くだけ。 栃東が一気に押し倒してカド番脱出の8連勝。 ○豪風・魁皇● 当たった豪風が右から突き落とし。 体勢を崩した魁皇は1度目は残したが、 2度目の引きに足をもつれさせるように落ちた。 ○琴欧州・時天空● 左上手を取った琴欧州。 苦しい時天空が足技を狙って左下手を離すと 右も差して双差し。横向きにして送り出し。 ○朝青龍・栃乃花● 朝青龍は左差しを狙ったが 栃乃花が右脇を固めて許さない。しかし休まず今度は突き押し。 鋭い出足で押し出した。
by tklo3
| 2006-01-15 23:54
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