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2006年 02月 17日
幼児、児童の安全を守る難しさを身にしみて感じさせられる事件が
相次いで起こっていますが、またしても痛ましい事件が起きてしまいました。 Excite 社会ニュースより幼稚園児2人刺し殺害 滋賀、友達の母親逮捕(=共同通信)というニュースを取り上げます。 記事によると、
男女の幼稚園児2人が刺されて倒れていると通行人から通報があった。 傷はいずれも10数カ所あり、長浜赤十字病院に搬送されたが、 女児は9時45分、男児も正午ごろ死亡した。 滋賀県警は長浜署に捜査本部を設置。 2人を車で幼稚園に送っていた別の園児の母親を大津市内で発見、 殺人容疑で緊急逮捕した。「子どもを刺した」と犯行を認めているという。 逮捕されたのは、中国籍の鄭永善(日本名・谷口充恵)容疑者(34) =長浜市新庄寺町。鄭容疑者の長女(5つ)は2人の友達で、 逮捕時に車に同乗していたが無事だった。 捜査本部は犯行の詳しい動機を追及する。 死亡したのは長浜市新庄寺町、 会社員武友利光さん(29)の二女、若奈ちゃん(5つ)と、 同市新庄寺町、会社員佐野正和さん(33)の長男迅ちゃん(5つ)。 うちの子を通わす幼稚園で同じことが起きたらと思うとぞっとします。 心配なのは今回の事件の動機を明らかにしても、 もはや同じような事件の再発防止につながらないのではないかということです。 今までの事件でも犯行動機を明らかにすることは行われていたはずですが、 にもかかわらず、またしても今回のような事件が起きてしまったわけで。 手の打ちようがない恐怖感、無力感に襲われます。 関連記事 ※TBどうもありがとうございます さぁ みんなで読んでみよう masasan様 『誰を信じてよいのやら』 2/17 13:09 #>信じていた先生、今度はお母さんまでもが犯人とは・・・。 本当に「誰を信じてよいのやら」ですね。 今の子供たちがそうやって誰も信じないで大きくなったとき、 そのときの日本に歪みが出たとしたら、 それはやはり今幼い子を抱える私の世代の責任なのでしょうね。 集団登下校、ポケベル携行など親たちが「何とかうちの子の安全を」 と必死に練った対策を嘲笑うかのように次々と起こる凶行。 何とかしなければと思いつつ妙案も浮かばぬまま、 「負け組」の私は大した賃金でもないのに容赦なく襲ってくる仕事に忙殺され、 ふと気付いたら「またか」と思うような事件のくり返し。 そんなループにもしうちの子が巻き込まれたらという焦燥。 さしより さしより様 『なんばしよるとね』 2/17 17:44 #>5歳の子供が 十ヶ所以上も 刺される そぎゃん 動機は なかっぞ! さしより攻撃することのカテゴリで扱われた事件で 犠牲になったのはほとんどが抵抗する力も持たぬ弱い者たち。 無理心中、パチスロで車内放置、誘拐殺人、大人の不注意・・・。 自分の子と同世代の子が事件や事故に遭うことに無関心でいられずに 私もこれらの事件を何度か取り上げてきましたが、 さしよりさんは、これに虐待/折檻死も加えて やはり弱者が理不尽に犠牲になった事件をいくつも取り上げています。 『また馬鹿が』(=おそらく無理心中) 『命って』(=乳児遺棄致死) 『ボンクラがっ』(=パチンコで車内放置) 『それでも親かっ!』(=幼児2人残しパチンコに出かけ火災、幼児は焼死) このような事件/事故がこれだけ報道されながら 同じような目に遭う子らが後を絶たないことに心を痛めています。 日本不経済新聞 Japanese uneconomical newspaper nihonhukeizai様 おい山さん、やめないか。ここで鄭容疑者を殴っても何もならん 2/18 11:58 #・・・これは??ネタだよね。ネタだと言ってくれ~!! >「世の中から子供なんて居なくなればこんな悩みも晴れるのにサ~」 私は自分の子供を殺されて犯人がこんなことを言ってきたら、 たとえ相手が女性であっても渾身の右アッパーをぶち込みます。 ええ、ぶち込みますとも!!(生倉さんの決め台詞の真似) ◆木偶の妄言◆ brotherjin様 中国名報道への違和感 2/18 16:48 #今回の事件は中国籍の人が犯人だったこと、朝日新聞が第一報で 容疑者の通名(日本名)だけを報じて本名(中国名)を伏せたことを 問題にしたブログも散見されました。 さて、brotherjinさんは今回の事件について、 >「中国人だから起こした」と「安心してしまう」ことは、容易で楽な態度だし、 >そんな犯罪者と自分は違うのだという安堵は得られるだろうが、 >事件の本質を見えなくしてしまう危険性が高い。 >そして、そこから得られる教訓もねじ曲げられてしまうであろう。 と述べています。 これは思うにすごく大事なことで、 「犯人が中国人だから」で片付けることの危うさ に関しては私もまったく同意見です。ただ、 >朝日新聞も安心したい層の圧力に屈して、「本質」を表す本名報道に転じた。 については私はbrotherjinさんと意見を異にします。 昨年11月30日、広島で起きた児童殺害事件では 朝日新聞は次のように報じています:
広島市安芸区で市立矢野西小1年の木下あいりさん(7)が 下校中に殺害され、段ボール箱に入れられて見つかった事件で、 県警の海田署捜査本部は、殺人と死体遺棄の容疑で逮捕状をとり、 指名手配していた日系ペルー人、ピサロ・ヤギ・フアン・カルロス容疑者(30) =同区矢野西4丁目=を30日未明、三重県鈴鹿市の親族宅で逮捕し、 同日朝、身柄を同署に移送した。県警は、わいせつ目的で 自宅に連れ込んだ疑いが強いとみている。 同容疑者は容疑を全面的に否認しているという。 中国人、韓国人の犯罪に関する報道姿勢と ダブル・スタンダードであると言われても仕方がないと思います。 たしかに同じ在日外国人でも在日中国人、在日朝鮮人に対して ことさら無礼な態度を取る日本人がいることは私も知っています。 そうした差別は間違っており、なくさなければならない (通名により出自を隠さなくても差別されない環境を作るべき)と思います。 しかし、在日中国人・朝鮮人だけ犯罪報道などでその出自を伏せる 朝日新聞の報道姿勢は「贔屓の引き倒し」とでも言うのか かえって在日中国人・朝鮮人に対する偏見を助長する のではないかと危惧します。本当に対等に考えているなら 犯罪報道も日本人や他の外国人と同様に扱うべきではないでしょうか。 ブログ生活 - つれづれなるままに - jpnpatch2005様 滋賀で幼児 2 人刺殺、同級生の母親を逮捕 2/17 23:48 #>夫は子育てを妻に任せきりにしていたのか。 >子供に人間関係で悩んでいるか一度は聞いてみたのか・・・。 母親による虐待死の事件などを、うちの神さまとニュースで見ていると、 「父親が子育てに協力的でないからだ」と毎回のように指摘します。 まして、このお母さんが慣れない異国の地で悩んでいるならなおのこと お父さんがケアしてあげなければならなかったのです。 私も毎年この時期は繁忙期で研究室に泊まり込む日も多く、 我が家も大丈夫かってなもんですが・・・。 しかし、そんな?理由で他所様の子をメッタ刺しにして殺めてよい訳がありません。 お子さんを亡くされたご両親のことを、そしてこれから楽しいことも いっぱいあっただろう人生を突然このような形で終わらされた 二人の子供のことを思い、お母さんは牢屋の中でよ~く反省してください。 新「とっつあん通信」 silvertree9201様 もうこどもたちの安全な場所は無くなった 2/17 10:18 #>今回はこどもの目の前での凶行だけに >残されたこどもの心情はいかばかりか。。。 そう、そこが気がかりな点ですよね。 自分の母親が自分の目の前で友だちを殺したのを見てしまった。 すごいトラウマになると思います。 MAC'S GADGET omegatribe1964様 犯人が友達の親だなんて・・・ 2/18 14:30 #ご自身も駐在生活の経験をお持ちのomegatribe1964さん。 >異国の地での生活は想像以上にストレスの溜まるものです。 との言葉に実感がこもります。私は旅行による短期の滞在しか経験がなく、 英語をはじめ外国語が全般的に得意とは言いがたいので、 実際に外国に住むと言葉の壁によるストレスを大きく感じるかもしれません。 こんな本を読んだ。 (漫画小説エッセイエログロ悪趣味芸術文学歴史思想学術雑学時事評論) ridia様 滋賀・園児惨殺 中国籍の鄭永善容疑者 2/20 15:20 #>わたしはエロいのやグロいのが好きです。 >ほのぼのする絵本、ためになる学術本、笑えるギャグ漫画・・・ >拷問と虐殺の本も同じように楽しめます。 >しかしそれと現実の事件とはまったく別。 今回の鄭容疑者が残虐な嗜好の持ち主であったかというと そうではないような気もしますが、一般論としては大いに賛同します。 暴力性や性衝動・嗜好など自分の中に潜む他者には知られたくない気持ちの 存在そのものを否定するのではなく、そのコントロールが大事ということですよね。
by tklo3
| 2006-02-17 17:25
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