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2006年 07月 12日
今日は Excite スポーツニュースより<大リーグ球宴>ア・リーグ逆転勝ち イチロー先発も無安打(=毎日新聞)というニュースを取り上げます。
記事によると、
米大リーグの真夏の祭典、第77回オールスター戦は 11日(日本時間12日)、当地のパイレーツの本拠地、 PNCパークで行われた。日本選手で唯一、選ばれた イチロー(マリナーズ)はア・リーグの1番・右翼で先発出場し、 第1打席は空振り三振、第2打席は右直、第3打席は遊ゴロ。 3打数無安打に終わり、六回裏の守備からベンチに退いた。 試合はア・リーグが3―2で逆転勝ちし、1引き分けを挟んで9連勝。 通算成績を35勝40敗2分けとした。MVPには、 逆転の2点三塁打を放ったマイケル・ヤング(レンジャーズ)が輝いた。 ア・リーグは、今季のワールドシリーズ(7回戦制)の開幕戦を含む 4試合の地元開催権を得た。 ▽マリナーズ・イチロー このメンバーで1番を打つのは格別。 (自分の打撃はできたかと聞かれ)出来ていてあれだったらまずい。 ◇出場を重ねるたびに存在感高め…イチロー 6年続けて選ばれた球宴。しかも2年ぶりの先発出場だ。 気持ちが高ぶるのも無理はない。 空振り三振を含む3打数無安打で、六回の守備からベンチに下がると 「打ち取られたら悔しいですよ。(シーズン中と)同じように悔しい」。 見せ場を作れなかったことが残念でならない様子だった。 三回2死の第2打席。カウントは0―3となった。 4球目、イチローはバットを出してファウルにする。 四球で出たくない意思表示。だが、この日はそれだけではなかった。 「ホームランを打ちたかった」という。これまで以上の活躍を狙っていたのだ。 今回のオールスター出場には特別な思いがあった。 王監督(ソフトバンク)の指揮のもと、3月に開催された ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、 リーダーとしてチームを世界一に導いた。 だが、「それでも米国の野球が一番と思っているやつがいる。 しゃくじゃないですか」とも感じた。全米中が注目する舞台に、 日本の代表としての気持ちを持って臨んでいた。 ファン投票での復活、選手間投票での評価という発奮材料も、 イチローにはあった。だからこそ、 一層のファンサービスをしようという気持ちが前面に出た。 メジャー6年目の32歳。年を追うごとに存在感の大きさは増し、 この華やかな舞台に欠くことのできない選手になっている。【田中義郎】 ○…MVPを獲得したヤングの逆転2点適時打で、 ア・リーグがオールスター9連勝を飾った。 1点を追う九回表2死二、三塁から右中間を破る三塁打。 一気に二者生還し、土壇場で試合をひっくり返した。 「ナ・リーグの誇りを取り戻す」と意気込んでいたガーナー監督は 三回以降、1イニングに1人ずつ投入する執念の継投策で 連敗脱出を試みたが、最後の最後でシナリオが狂った。 ○…23歳・ライトの球宴デビューは初打席本塁打という華々しいものだった。 先制された直後の2回1死、アの先発・ロジャーズが投げた甘い球を 思い切りよく引っ張り、左翼席に同点ソロをたたきこんだ。 長距離打者ではないが、「スイングを変えたりして、ベストを尽くしてみる」 と臨んだ10日の本塁打競争で決勝進出。 本番でも世代交代が進む大リーグを象徴する活躍を見せた。 ○…今年の球宴が行なわれたパイレーツの本拠地、 PNCパークの観客席からは、外野向こうを流れる川にかかる 黄色い橋が見える。3000本安打を放ったパイレーツ一筋の 名選手の名から名づけられたロベルト・クレメンテ橋だ。 プエルトリコ出身のクレメンテはニカラグア地震被災者への 救援物資を運ぶ際に飛行機が墜落し、72年に死亡。 ベネズエラ出身のギーエン・ア・リーグ監督は 「クレメンテはラテン社会で最も賞賛されるべき人物。 オールスターの監督として(クレメンテの第二の故郷である) ピッツバーグへ来れたことは、決して忘れないだろう」と感慨深げ。 試合中、選手たちはクレメンテのイニシャル入りの 黄色いリストバンドをして、敬意を表した。 クレメンテ選手のことを寡聞にして知りませんでした。 さて、WBCを制した日本チームの顔として「世界一」に恥じぬプレーを見せようとする イチローの心意気やよし、「あっぱれ」です。 30年も40年も前からクレメンテのような選手が世界中から集まっていたことを思うと、 (米国代表チームと日本代表チームのレベル差はともかく) 歴史、規模、その他の点で「米国の野球が一番」という部分はやはりあるように思います。 そうでなければ、渡米せずに日本のプロ野球でプレーを続けているはずでしょうから、 イチローもそのことは承知しているに違いありません。 それを承知のうえで「日本野球ここにあり」を示そうとしている、 そしてこれまで5年あまりで、その実力をすっかり米国中に認めさせてしまっている。 そこが「あっぱれ」です。今年の球宴はちょっと残念な結果でしたが 後半戦もばりばり活躍してくれるでしょう。
by tklo3
| 2006-07-12 21:26
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