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2005年 05月 29日
ゆうべはオーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)の定期公演を聴きに行きました。
ハイドンとモーツァルトのそれぞれ最初と最後の交響曲が 一夜で演奏されるというちょっと珍しいプログラムで、 指揮者にはオーストリアからアントン・ガブマイアー氏をお招きして演奏されました。 モーツァルトの1番というのはモーツァルトが8歳か9歳の頃の作品であるらしく、 非凡であっても(やっぱり子供の書いた曲だよなあ)なんて親しみを覚えました。 それと比べるとハイドンの104番、モーツァルトの41番は さすがに聴き応えがあり、すばらしかったです。 実は、ハイドンの104番(4つの楽章がある)では 第3楽章が終わったときにぱらぱらと拍手が鳴ってしまい、面食らってしまいました。 ガブマイヤー氏もずっコケてたように見えましたが、 第4楽章もかわらぬ熱のこもった指揮ぶりでした。 モーツァルトの41番の第2楽章は 前の晩の徹夜がたたって(言い訳)子守唄になってしまいましたが、 第4楽章のラストは大いに盛り上がり私も身を乗り出すようにして聴きました。 割れんばかりの拍手と3回くらいのカーテンコールのあと演奏されたアンコールでは、 曲の演奏中にいきなり奏者が退出。 その後も次々と奏者が楽器を手に持って席を立ち、 ホールの明かりも徐々に落とされていきました。 ついにはガブマイヤー氏、コンマスもいなくなりホールは完全に闇に包まれました。 後で知ったのですが(そしてクラシックにお詳しい方はお察しの通り)、 アンコールの曲目はハイドン作曲の交響曲第45番「告別」の第4楽章でした。 この曲にまつわるエピソードを東京ばけもの同人様の 「へっぽこMIDI部屋」というコーナーの中で知り、あらためて感動した次第。 私は楽器を演奏することもできず、クラシックにくわしくもないですが、 こういう素敵な経験を積み重ねるとクラシックにどんどん引き込まれていきそうです。 オラが町の誇りOEKのサポーターとして恥ずかしくないマナーを身につけ、 ゆくゆくは定期会員に・・・そんな余裕のある老後を迎えられるように がんばって働こう、今はそんな気持ちです。
by tklo3
| 2005-05-29 20:20
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