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2005年 12月 03日
広島の小学一年生・木下あいりちゃんが下校中に殺害されたと報じられたときには、
同じ年頃の子供を抱える親として何ともつらい気持ちにさせられました。 その犯人がようやく捕まったかと思ったら昨日、帰宅途中に行方不明となっていた児童が またしても変わり果てた姿となって見つかりました。 Excite 社会ニュース<栃木小1殺害>また学校帰りの女児が…衝撃と怒り広がる(=毎日新聞)によると、
行方不明になっていた栃木県今市市の市立大沢小1年、 吉田有希(ゆき)ちゃん(7)は2日、 自宅から六十数キロ離れた茨城県の山林内で、 変わり果てた姿となって見つかった。 絵を描くのが好きな、おとなしい女の子だったという。 なぜ子どもばかりが狙われるのか。社会に大きな衝撃と怒りが広がった。 有希ちゃんの遺体が運ばれた茨城県警大宮署。 午後9時半、検視室出入り口に張られた目隠し用ビニールシートの後ろで、 遺体確認のために来た母洋子さん(38)の「わーっ」という絶叫が響いた。 洋子さんは検視室に横付けされた乗用車の後部座席に乗せられ、 署の裏側に移動した。 有希ちゃんが通う大沢小(児童284人)では 午後10時半過ぎに記者会見が開かれた。 大根田民雄校長は「最悪の結果となって残念。 胸を締め付けられる思いです」と沈痛な表情で語った。 大根田校長によると、 有希ちゃんは口数は少ないが、友達とは仲良く過ごしていた。 「図画工作が得意だった。身の回りの整理整頓もしっかりし、 跳び箱の4段開脚は児童のお手本だった。 持久走ではクラス22人中6番目の頑張り屋だった」という。 有希ちゃんの自宅近くに住む加藤ヨシノさん(73)は 「いつも家の前で自転車に乗って遊んでいた。明るくて、いい子だった。 この寒いのに、かわいそうに」と声を詰まらせた。 通学路沿いに住む上原春男さん(68)は 「これは人間のやることじゃない。犯人が許せない」と憤った。 遺体が発見された茨城県常陸大宮市の現場は山林で、街灯もなく、 幅約4メートルの林道の入り口には 黄色い「立ち入り禁止」のテープが張られた。 上空には数機のヘリコプターが旋回し、ものものしい雰囲気だった。 近くの男性(64)はこの林道について 「2キロほど先の町までの抜け道になっているが、 薄暗いので地元の人はあまり使わない」という。 近くに住む農業、横山博史さん(69)は 「このあたりは栃木ナンバーの車が多く通る所。 窃盗で栃木県の人間が捕まったことはあったが、 殺人などの凶悪事件はなかった」と話した。 有希ちゃんが行方不明になった場所の近くに住む今市市木和田島、 パート職員、岩崎チイ子さん(58)は 「この辺は地元の人しか通らず、 子どもが朝夕の登校する以外は犬を散歩させる人がいるくらい」と話す。 会社員の高橋正人さん(22)は「眼鏡をかけている子で、 自分もあの子が歩いている所を何度か見た。 事件に巻き込まれたなんて」と驚いていた。 ◇「悪い連鎖反応が…」 広島市でも衝撃広がる この事件は、小1女児(7)が殺害され、段ボール箱に入れて 放置される事件があったばかりの広島市にも衝撃を広げた。 被害女児が通っていた市立矢野西小の竹中幸子校長は 「同じような事件が二度と起きないようにと思っていたので、悲しい。 一番弱い子どもが被害に遭うのは、許せない」と話した。 市教委保健体育課は「絶対にあってはいけない事件が続き、絶句している。 週明けにも、全校に登下校の安全対策の徹底を改めて通知し、 通学路の見直し作業も早急に進めたい」としたが、 「通学路では児童が1人になる場面がどうしてもある。 どうしたら有効的な対策を打ち出せるのか」と頭を悩ませている。 女児の遺体が入った段ボール箱が放置された現場近く。 3歳の女の子の孫がいる自営業の女性(65)は 「かわいそう。悪い連鎖反応が起きているようだ。 こちら(広島)が捕まってほっとしたばかりなのに。 日本中、どこにも安全なところはないように思う。 もう子どもを1人で遊ばせられない」とショックを受けた様子だった。 「学校に行っている間は子供はまず安全としたもの」という幻想 (そもそも、そうしたことを意識すらしていませんでした)が打ち砕かれて、 私はあの事件でひどくショックを受けたものでした。 そして児童の下校途中を狙った今回の一連の卑劣な犯行。 来年から小学校に通う長女に何と教えたらよいのか自信がないし、 今はすっかり混乱して、ここに何を書き記すべきかもわからなくなっていますが、 とにかく子供たちの生命を脅かす者への激しい怒りを覚えています。 関連記事 ※TBどうもありがとうございます おもしろスポット日記 kunio_nikki様 美しい日本を取り戻せ 12/3 20:00 #>社会的弱者(子供)が、生き生きとした社会でなければならない 2ヶ月ほど前に異国の地で見た小学校は、にぎやかで楽しげな声が響くものの 中の様子をまったく窺うことができないほど周囲を高い柵で囲んでありました。 そんなことをしなくてもよい社会を目指すべきなのか、今までが無邪気にすぎたのか 私にはわかりませんが、かつての日本は高い防護柵の必要性を あまり感じさせない社会だったのかなと思いました。 不細工な不ログ busai9様 茨城山中で遺体発見 栃木の小1不明女児 12/2 22:16 #スクールバスの導入や防犯カメラの設置など、 各論では効果が十分かどうか議論しなければならないこともあるでしょうが、 >本当にこういうことがもう二度と起こらないように それだけが今の僕の望み については私も完全に同じ気持ちだし、そのために行動を同じくできると思います。 主観だけで世の中を見る あじ様 <栃木小1殺害>「殺してやりたい」とうめく父親 泣く母親 12/3 #「(犯人を)殺してやりたい」と言い、泣き崩れたという有希ちゃんのお父さん。 同じ年頃の子供を持つ者として本当に身につまされる思いです。 犯人が心神耗弱などを主張しようものなら「おんどるぁ!」と犯人に飛びかかって 組み敷いて、泣きながら、両拳から骨が飛び出すほど犯人の顔をぶん殴って、 出刃包丁でめった刺しにしたあと自分も死ぬ、そのくらいのもんです。その意味で >病気の人たちってその周りがなぜ抑制できないのでしょうか というあじさんの嘆きはよくわかります。 ただ、誰が犯罪を起こす側で誰が起こされる側なのか、 誰が監視する側で誰が監視される側なのか、 完全には二分化されないのではないかとは思いますが。 ブログらぷぽ らぷぽ様 狙われる下校途中 12/3 8:37 #らぷぽさんが mainichi.com の記事を検証してくれています。 >問題は子供を絶対一人にしない為に何ができるかということだと思います についてまったく同感です。一連の事件はいずれも児童が下校中に 一人になった瞬間を狙われました。今の日本は「子供一人でお使いに出す」 なんてことができない国になってしまったのだと思うとうすら寒い思いですが。
by tklo3
| 2005-12-03 18:10
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