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2006年 08月 10日
今日は Excite スポーツニュースより<サッカー>オシムジャパン、三都主の2得点で初陣飾る(=毎日新聞)というニュースを取り上げます。
記事によると、
トリニダード・トバゴ代表を2―0で破り、順調なスタートを飾った。 国際サッカー連盟(FIFA)の最新ランキングで49位の日本は、 ワールドカップ(W杯)ドイツ大会後に一新された布陣で、 W杯に北中米カリブ海代表として出場した 同64位のトリニダード・トバゴと初めて対戦。 川口(磐田)、坪井(浦和)、駒野(広島)、三都主(浦和)の 4人のW杯経験者と、初代表組らがうまくかみあい、 前半に三都主が2得点を挙げて勝利をつかんだ。 16日にはアジアカップ予選のイエメン戦(新潟スタジアム)に挑む。【田内隆弘】 ○日本2―0トリニダード・トバゴ● 速いパス回しでボールをよく動かした日本が序盤から試合を優位に進めた。 前半17分、ゴールほぼ正面のFKを三都主が直接決めて先制すると、 22分には、駒野のDF裏へのロングパスに三都主が走り込み、 浮き球のシュートで追加点を挙げた。 トリニダード・トバゴは相手陣内に入っても、日本のチェックをかわし切れず、 前半は単調な攻撃に終わった。 日本は後半18分、後半途中出場の小林大が 右足でミドルシュートを放ったがゴール左に外れた。 33分には、佐藤、三都主と簡単につないだパスを中村がシュート。 佐藤が詰めたが、GKに抑えられた。 後半、トリニダード・トバゴは日本のDFラインと中盤の間にできた スペースを使って攻撃的な姿勢を見せたが、ゴールはならなかった。 ▽田嶋幸三・日本サッカー協会専務理事 最初の試合に勝ったのは良かったが、足りない部分もある。 後半に入って運動量も大分落ちた。 走るサッカーが90分間続くようなチームにならないといけない。 ◇日本人が持つスピード生かす…一定の成功収め 日本代表を「日本化」する。 他国の物まねではないサッカーを目指すオシム監督。 ベストメンバーが組めないうえ、練習期間も3日間しか与えられなかったが、 日本人が持つスピードを生かすという 新たなひな型を示すことには一定の成功を収めた。 「3日間でこれほどの水準のコンビネーションプレーが できるとは思わなかった」。先制点につながる直接FKは、 闘莉王のオーバーラップをきっかけにテンポよくパスをつないで ゴール前を襲ったことから生まれた。 貴重な2点目をアシストした駒野の縦パスも、 三都主が2列目から飛び出すことをイメージしていた。 「私は魔法使いではない」と言いながらも、 頭脳も肉体も鍛え上げる独特の練習方法が 選手たちに刺激を与えたのは間違いなかった。 「しかし……」。オシム監督が本当に言いたかったのは、このあとだ。 「私にとって気がかりなのは、90分間走れない選手がいたこと。 サッカーの試合時間は90分間なのに」。 後半は全体的に動きが鈍り、相手の反撃を受けた。 「1人のせいで、チーム全員が被害を被ることになる」 と語る指揮官にとって、許せることではなかった。 オシム監督は改めて強調する。 「日本の選手は筋肉隆々でも、長身でもない。1対1の勝負は不利になる。 だから、相手よりどれだけ多く走れるかで勝負しないといけない。 にもかかわらず、Jリーグは走れない選手が少なくない」。 初陣前にハードトレーニングを課していたとはいえ、 プロ選手である以上、それをこなすのは当たり前と感じていた。 「うれしい誤算は、スタンドが満員になったこと。 日本のみなさんは本当にサッカーが好きなんだと感じた。 私が果たすべき責任は大きい」。 国際Aマッチに大量9人をデビューさせたオシム監督だが、 甘えを見せた選手は次々と振り落としていく。【安間徹】 ◇W杯の悔しさと誇りを胸に…三都主アレサンドロ(浦和・DF・29歳) はつらつと、はねているかのようなプレーを見せ続け、「楽しかった」と話した。 「オシムさんのやり方がまだできたとはいえない。 でも何をやらないといけないかは、ちょっとずつ選手も理解してきている」。 話しぶりに自信があふれている。 前半17分、正面から大きく右へ曲がるFKを決めた。 「練習だけでなく、試合で決めることが大事だと思っていた。すっきりした」。 さらに2点目はパスに好反応したうえに、 GKの頭を越す山なりのシュートを放つ落ち着きぶりが光った。 この日ベンチ入りした18人のうちW杯メンバーは4人だけ。 国際Aマッチ出場76試合目は93試合のGK川口に次ぐ数字。 「W杯で感じたこと、覚えていたいことはある。 それを直接言うんでなく、ピッチの上で、みんなに見せていければと思う」。 W杯を戦った誇りと、チームとして全力を出し切れなかった悔しさを 次代へつなぐ役も求められる。 ジーコ監督時代、4バックの布陣では左サイドバックを任され、 時に守備で苦しんだ。「オシムさんには、攻撃の部分で期待されていると思う。 もっとサイドチェンジしながら崩していきたかった」。 生き生きとした顔つきが新生日本を印象づけた。【辻中祐子】 ○…後半15分、DF坪井が突然ピッチに倒れこんだ。 駆け寄ったスタッフがベンチに両手で×の字を示すと、 担架でピッチ外へと運ばれた。 その後、立ち上がったものの表情は暗いままだった。 W杯ドイツ大会のオーストラリア戦でも足をつらせて試合途中で退いた。 「結果と内容、両方が大事」と意気込んで臨んだ新生ジャパンの船出でも 90分間プレーすることができなかった。 ○…ボランチ(守備的MF)の長谷部が生き生きとプレーした。 キビキビと動き回る田中達、我那覇の2トップへと 効果的なパスを送り、攻撃を組み立てた。 オシムイズムが浸透するまでの道のりは長いが、 「自分たちで考えることを要求されている。 監督がやろうとしていることを少しずつ理解し、 目に見えてよくなってきている」と手応えを口にする。 W杯ドイツ大会では登録23選手から漏れた22歳が、 ひと回り大きく成長しそうな雰囲気を感じさせた。 ○…ピッチ上に並んだ先発11人の中で、 サプライズ(驚き)を与えたのは駒野のポジションだった。 ジーコジャパンでは右サイドバックを任されたが、この日は左でプレー。 「新しいチームになったけど、やりやすい。違和感なくできている」と駒野。 もともとアテネ五輪代表などで両サイドともプレーしただけに、 戸惑いは感じなかったようだ。前半22分には従来の左サイドバック、 三都主の2点目をおぜん立てするクロスを上げた。 ○…今回の最年長30歳の川口は、W杯ドイツ大会を戦った前代表との違いを 「動きが希望に満ちていた。前向きな姿勢が見られる」と話した。 連係が重視されるDFラインは、坪井のほかは新しいメンバー。 監督からは試合前、「セットプレーでは、プレーごとに集中してやれ」 と指示を受けた。守備陣の要として「立ち上がりから集中して入れた」と、 若いチームメートの動きを評価した。 ○…フル代表デビュー戦となった闘莉王だが、 得意とするオーバーラップは封印した。 「早い段階で2点が入ったので、あまり上がらなくていいかなと思った」のが、 その理由。「みんなのリズムでやれる雰囲気を作りたかった」と臨んだ。 零封したことに関しては納得の表情だったが、 前半ファウルが多かったこともあり、自身のプレーは「(10点満点の)4点」。 夢だった代表の一歩目を踏み出し、 「強くなるために、もっと伸びないといけない」と気を引き締めていた。 前半30分まではそれができていたことで今後に希望を抱くことができ、 それが試合の最後まで続かなかったことで課題が残った。 そこまではど素人の私にもついていけます。 要はその先、90分間走れる状態を維持できる選手を揃えるためには 体力だけでなく走り時を弁えた戦術眼が必要で、
「経済的という意味だ。5秒先を読めれば 40メートルのダッシュをしなくてもいいはずだ」
「大事なのはチームとしてのインテリジェンス。賢く考えをまとめ、 それを変わらないものとして築いていけるか。 そうすれば日本は何をするか分からないという恐怖を相手に与え、 相手の対応にも対処できる」。 ( 中 略 ) 闘莉王は「3バックですか?4バックですか?」と質問したが、 指揮官は「それは試合で対応すればいい」と答えただけ。
by tklo3
| 2006-08-10 19:54
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